新しいバージョンでは、予約時にファイルをサーバーへアップロードする機能の他、機能の改善を以下の通り実施しました。なおこのバージョンは、PHP8.2の環境で動作確認を実施しています。
- ファイルアップロード項目追加の選択機能
- 連絡事項項目の選択機能
- 管理画面の予約リストの日付カレンダー選択
アップグレードの手順は、本ページの最後に掲載します。
ファイルのアップロード
最初に、この機能はセキュリティにおいて危険を伴います。解説に注意を払って先へお進みください。
管理画面でファイルアップロード機能を「有効」に設定すると、予約フォーム画面の下部にファイル選択項目が追加されます。
機能として1回のアップロードは1ファイルのみとなります。また必須入力項目として処理する事はできませんので、アップロードデータ無しの予約も発生する事があります。
この機能を利用する前に、ファイルアップロードで最も重要な「保存先ディレクトリ」を最初に設定してください。
保存先ディレクトリは、サーバー上でインターネット非公開のディレクトリに、サブディレクトリを作成して用意してください。
WordPressやプラグインのディレクトリは公開されています。ですので、それら配下に保存先を設定した場合、転送されたファイルが外部から参照される危険が発生します。情報漏洩に要注意ですのでご留意ください。
最大ファイルサイズとファイル名拡張子
動画などサイズの大きいデータのアップロードは、サーバーによってサイズが制限されています。ここではその範囲内で、できる限り小さいサイズを設定すると良いでしょう。単位はKB(キロバイト)の数値です。
ファイル名拡張子は、ローカルのファイルを選択する際、選択可能なファイル名が設定された拡張子名でフィルタされて表示される設定項目です。設定はピリオドを付けて「.拡張子名」とし、複数ある場合はカンマ区切りで設定してください。
サーバーによりサイズやアップロード可能なファイルが制限されているので、不明な場合はサーバー管理者に確認してください。
アップロード動作のタイミング
本システムの予約の流れは、「予約フォーム」を送信すると「確認画面」が表示され、予約ボタンを押すことで予約データが登録されます。
ファイルアップロードのファイル選択は「予約フォーム」の入力で行います。そのためアップロード動作は、予約フォームを送信したところで実行され、保存先へアップロードファイルが登録されます。
確認画面が表示されたところで予約画面から離れた場合、予約データは登録されませんが、アップロードされたファイルは残りますのでご注意ください。
アップロードされたファイルに注意すること
インターネットは不特定多数からのアクセスがあり、悪意のある利用者が「トロイの木馬」を仕掛けてくる可能性があります。
例えば、自動解凍の圧縮ファイルがアップロードされた場合、誤って開くとサーバーやPCの内部から破壊工作が実行されてしまいます。ランサムウェア(身代金要求型ウィルス)の攻撃はこのタイプです。
アップロードされるファイルですが、名前を偽ったプログラムが送り込まれる場合もあります。トラップに掛からないよう注意が必要です。
ファイルの取り扱いに関し情報漏洩、セキュリティの危険を避け、ご利用いただくようお願いいたします。
連絡事項の選択
以前のシステムでは、予約フォームの「連絡事項」項目を利用しないようにすることができませんでした。今回の機能アップに合わせ、「連絡事項」の項目を有効とするか無効とするか選択できるようにしました。
管理画面の予約リスト日付選択
これまでセレクトボックスを利用して年を選択していましたが、新しく年入力ボックスでクリックするとカレンダー表示され、カレンダー上の日付で年月日を選択できるようにしました。
なお特定月の絞り込み検索は、日付セレクトを空白にして日付選択で検索します。
JavaScript、CSSを修正しました。正しく動作しない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアして動作を確認してください。
アップグレードの方法
本システムのアップグレードは、プラグイン入手後zipファイルを解凍し、FTPを利用し進めます。お決まりですがデータベースのバックアップを準備してから進めてください。
- プラグインを停止
- プラグインディレクトリから前システムを削除
- プラグインディレクトリへ新システムをアップロード
- プラグインを有効化
- 各種設定など追加機能に関わるデータを再保存