予約フォーム入力以外で送信するメール(予約完了等)に関して、送信する前にメールの送信情報を変更可能なメッセージフィルター機能を追加しました。
メール送信の際利用するデータ項目は、
- 宛先(to)
- 件名(subject)
- 内容(body)
- 送信者メールアドレス(from)
- ccとbcc(header)
になります。
これらの項目を新しく準備した「mtssb_mail_exchange」メッセージフィルター機能により、変更することができるようになりました。
メッセージフィルターのパラメータについて
メッセージフィルターに渡されるデータは複数のパラメータで、以下の配列形式で渡されます。
array( 'state' => メール種別, 'aid' => 予約品目ID, 'to' => 送信先アドレス, 'subject' => 件名, 'body' => メール文, 'from' => 送信元アドレス, 'header' => ccとbcc送信先の配列 );
- state:メール種別
送信するメールの種類を示し、以下の文字列の1つがセットされます。
・confirm 予約完了
・cancel キャンセルメール
・canceled キャンセル実行済み
・remind リマインダー - aid:予約品目ID
予約データの予約品目ID - to:送信先アドレス
空白(canceled以外)の場合は予約者のメールアドレスになります。 - subject:件名
メールの表題 - body:メール文
送信文データ - from:送信元アドレス
アドレスの指定は「送信者名 <name@example.com>」の表現がお勧めです。 - header:ccとbcc
利用する場合は配列で次のように指定します。
array(‘cc’ => 送信先アドレス、’bcc’ => 送信先アドレス)
利用例
メールの送信元は、通常管理画面で設定された施設のメールアドレスが「from」に渡されます。以下はこれを別の送信元「webmaster@example.com」に変更する例です。
add_filter('mtssb_mail_exchange', 'mail_exchange'); function mail_exchange($mail) { $mail['from'] = '管理者 <webmaster@example.com>'; return $mail; }
ご注意
メッセージフィルター関数から戻されたデータはWordPressの「wp_mail()」関数に渡します。パラメータに不具合があると正常に送信されないことがありますので、ご利用の際はご留意下さい。