お問合せフォーム、メール送信処理に新しく次の機能が追加されました。
- メールReplay Toの問合せ者メールアドレスの設定
- フォーム処理情報の追加選択
- Google reCAPTCHA V3の処理
これらの機能は、各種設定の「問合せメール」タブ画面の設定項目を操作することで利用できるようになります。
以下、設定項目の説明です。
Reply Toの設定
問い合わせフォーム処理は、入力された問い合わせ内容の確認のため問合せ者本人、および、「施設情報」タブ画面の「E Mail」項目に設定された管理者アドレスにそれぞれメールを送信します。
管理者はメールの内容を見て回答メールを送信しますが、返信メールを作成するときメーラーはFrom項目に設定された送信者のメールアドレスを返信先とします。
この返信先を問い合わせフォームに入力されたメールアドレスに設定したい場合、「Reply To」項目を有効に設定してください。メールデータのReply To項目に問合せ者のメールアドレスが名前と共に設定され、送信されるようになります。
管理情報付加
これまでの管理者宛のメールには、処理日時とフォームをアクセスした利用者のIPアドレスが挿入されています。
Ver.1.35においてGoogle reCAPTCHA機能を利用できるようになりましたが、reCAPTCHA機能を利用する処理はメール送信前にGoogleにアクセスすると、フォーム処理が人の手で実行されている可能性をスコアの値(0.0〜1.0)で知らせてくれます。
Ver.1.35ではreCAPTCHA機能が利用されている場合、このスコア値も管理情報として付加します。
そして、それらをまとめて管理者宛メールに情報追加するかどうか、の設定がこの項目になります。
メーラーで返信メールを作成するとき、コピー内容からこれらの情報を外したい場合、無効に設定すると管理者宛メール文の中に挿入されなくなり、返信メールを作成するときいちいち削除する必要がなくなります。
Google reCAPTCHA機能の利用について
企業にとって将来のお客にリーチするための営業活動は大変重要な業務です。そのため、広報や訪問など様々な活動を実施しています。その中に、問い合わせフォームを利用して営業メールを送信するものがあります。
それを否定することははばかれますが、かといってこちらの業務に差し障りが発生するのも困りものです。
そこで問い合わせフォームを利用したメール送信において、BOTのような人手を介さずフォーム処理を実行するメール問合せを減らすため、Google reCAPTCHAの機能を利用できるようにしました。
設定項目は、Google reCAPTCHAを利用するためGoogleから取得したサイトキーと秘密キーを設定する事で、フォーム処理でreCAPTCHA機能が利用されるようになります。
本システムでreCAPTCHA機能が有効に働いていると、問い合わせフォームの確認画面でreCAPTCHA機能が有効であることを示すバッジが、下図のように表示されるようになります。
このバッジが表示されていれば、フォーム処理でGoogleサーバーから結果を取得して処理を進めるようになります。
具体的にはGoogleから取得したスコアの値と設定値を比較し、設定値よりも値が小さければ問合せメールを送信せず、エラーメッセージを表示してフォーム処理を終了します。
Google reCAPTCHAのバッジ表示について
このバッジはGoogle reCAPTCHAの機能を利用するための、利用条件となります。そのため削除することはできませんが、設定を無効にすることでバッジの代わりに、送信ボタンのところへGoogleの説明ページへのリンク先を示した文章を、表示するものに切り替える事ができます。