ビジネス版追加機能ガイド

ビジネス版は機能追加の頻度が高く、ドキュメンテーションが遅れてしまい利用者の皆様にご不便をお掛けしています。全ての機能をまとめてご紹介できれば良いのですが、間に合っておりませんので少しでも多くの機能をお知らせするため、新機能について随時こちらでご紹介させていただきます。

 

Ver.1.27 名前入力の姓名分割と郵便番号検索機能追加

新しいバージョンは、入力フォームにおける予約者の名前入力を姓と名に分割しました。また住所の入力で郵便番号検索機能を追加しました。

v1270001

名前の入力

予約フォームにおいて、名前の入力を「姓」と「名」の2つの入力項目に分割しました。

これに合わせて、メール内で利用する「姓・名・セイ・メイ」の各リプレースメントを新しく追加、及び、CSV出力において各項目を指定する事で出力できるようになりました。

なおこれまで利用していた「名前」と「フリガナ」は、そのまま継続して利用する事が可能です。

メール内で利用する場合のレプレースメントは次の通りです。


  • %CLIENT_SEI%

  • %CLIENT_MEI%
  • セイ
    %CLIENT_SEI_KANA%
  • メイ
    %CLIENT_MEI_KANA%

CSV出力の項目指定は次のキーコードを利用して下さい。


  • client.sei

  • client.mei
  • セイ
    client.sei_kana
  • メイ
    client.mei_kana

郵便番号検索

予約フォームで郵便番号を入力して検索ボタンを押すと、検索結果が住所欄にコピーされるようにしました。本機能は、検索結果不明な場合は空白がセットされます。

Webサイトにおける郵便番号検索は、現在Webアプリケーションとして公的機関からは提供されおりません。有償、あるいは、無償で利用可能なサービスはいくつかありますが、本システムはGoogleが提供する機能を利用するようにいたしました。

そのため、Googleにおいて当該機能の提供停止や仕様変更があった場合、正常に動作しなくなる可能性がありますので予めご了承下さい。

 

Ver.1.25 管理者宛予約・キャンセルメールへ予約数の情報を追加

管理者宛の予約メール、予約キャンセルメールの内容に、その予約処理が実行された結果変動した予約数の状況を追加するようにしました。

追加内容

追加された情報はその予約時間帯処理後の「予約数」と「予約可能数」で、メールの下部に次の図のように追加されます。

mtssb12501

なお「予約可能数」のタイトルは「予約枠」として出力しています。

メールに追加する表現を変更したい場合は次のメッセージフィルター機能を利用して書き換えて下さい。

メッセージフィルター機能

メールに追加する出力は、PHPプログラムで次のような命令による文字列が出力されます。

sprintf("現在の予約状況:\n 予約数 %d / 予約枠 %d\n", $booked, $total);

出力内容を書き換えたい場合、メッセージフィルター名

mtssb_mail_booking_info

を利用して書き換える事ができます。

以下サンプルプログラムです。

add_filter('mtssb_mail_booking_info', 'mail_booking_info', 10, 2);
function mail_booking_info($str, $info) {
 return sprintf("予約品目ID:%d\n更新後の予約数%d(総数%d)\n", $info['article_id'], $info['booked'], $info['total']);
}

サンプル例で予約キャンセルのメールに追加された出力は次のようになります。

mtssb12502

 

Ver.1.24 予約の重複チェック機能追加

既に予約しているのに、誤って同じ日の同じ時間帯を予約しようとしたとき、重複チェック機能により「予約済みです。」のエラーを出力することができるようになりました。

重複チェックの設定

重複チェックの有効・無効は、予約品目の「予約処理設定」部で指定します。この部分が設定(チェック)されていなければ重複チェックは実行されません。

mtssb12401

重複のチェックは、「名前・メールアドレス・電話番号」の入力項目に入力されたデータと同じ日の同じ時間帯に予約されたデータを比較し、それぞれが同じなら「重複している」と見なします。

各項目をチェックするかどうかは選択式で、チェックされた項目は「AND」検索します。ですので入力データが1文字でも異なれば、重複とは見なされません。

ところで名前の氏と名を分かつ空白、メールアドレス、電話番号のそれぞれの入力データは、本システムが半角文字に自動変換して登録します。重複チェックにおいても半角文字に変換後のデータを利用して検索します。

エラー出力

エラー出力のHTMLは次の通りです。予約フォームでエラーが発生した場合の出力と同じタグになります。必要に応じてCSSを編集、追加するなどご用意下さい。

<div class="error-message error-box">
    予約済みです。
</div>

※ご注意

重複チェックは入力文字列を比較するだけですので、同一人物による重複予約を完全にシャットアウトする事はできません。

 

Ver.1.22 予約完了・キャンセル・リマインダーメールの送信前変更

予約フォーム入力以外で送信するメール(予約完了等)に関して、送信する前にメールの送信情報を変更可能なメッセージフィルター機能を追加しました。

メール送信の際利用するデータ項目は、

  • 宛先(to)
  • 件名(subject)
  • 内容(body)
  • 送信者メールアドレス(from)
  • ccとbcc(header)

になります。

これらの項目を新しく準備した「mtssb_mail_exchange」メッセージフィルター機能により、変更することができるようになりました。

メッセージフィルターのパラメータについて

メッセージフィルターに渡されるデータは複数のパラメータで、以下の配列形式で渡されます。

array(
    'state' => メール種別,
    'aid' => 予約品目ID,
    'to' => 送信先アドレス,
    'subject' => 件名,
    'body' => メール文,
    'from' => 送信元アドレス,
    'header' => ccとbcc送信先の配列
);
  1. state:メール種別
    送信するメールの種類を示し、以下の文字列の1つがセットされます。
    ・confirm 予約完了
    ・cancel キャンセルメール
    ・canceled キャンセル実行済み
    ・remind リマインダー
  2. aid:予約品目ID
    予約データの予約品目ID
  3. to:送信先アドレス
    空白(canceled以外)の場合は予約者のメールアドレスになります。
  4. subject:件名
    メールの表題
  5. body:メール文
    送信文データ
  6. from:送信元アドレス
    アドレスの指定は「送信者名 <name@example.com>」の表現がお勧めです。
  7. header:ccとbcc
    利用する場合は配列で次のように指定します。
    array(‘cc’ => 送信先アドレス、’bcc’ => 送信先アドレス)

利用例

メールの送信元は、通常管理画面で設定された施設のメールアドレスが「from」に渡されます。以下はこれを別の送信元「webmaster@example.com」に変更する例です。

add_filter('mtssb_mail_exchange', 'mail_exchange');
function mail_exchange($mail) {
    $mail['from'] = '管理者 <webmaster@example.com>';
    return $mail;
}

ご注意

メッセージフィルター関数から戻されたデータはWordPressの「wp_mail()」関数に渡します。パラメータに不具合があると正常に送信されないことがありますので、ご利用の際はご留意下さい。

 

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